北京オリンピック柔道の金メダリスト石井慧がK-1参戦!
- 2021.09.22
- 01.キックボクシング
- キックボクシング, K-1, 石井慧, 愛鷹亮
北京オリンピック柔道の金メダリストで、HEAT総合ヘビー級王者石井慧選手がK-1に参戦しました。
「立ち技オンリーの試合にも挑戦したく、立ち技オンリーならK-1ルールで戦ってみたい」と要望があったそうです。
HEAT総合ヘビー級王者として活躍しているが、立ち技と総合格闘技の二刀流でトップに立つことを目標にしています。
そんな石井慧選手の対戦相手は愛鷹亮選手で、現在はK-1クルーザー級のトップファイターです。愛鷹選手は3連敗中で、石井選手との対戦は負けられない一戦です。
ガードをしっかり固まる石井選手
1Rは前蹴りや左ローで攻める愛鷹選手に対して、左利きの石井選手は左ローで対応していました。
石井選手はしっかりとガードを高く上げて、距離を詰めていました。そして、踏み込んでの前手右フックを入れると愛鷹選手のアゴにヒットしました。
1R終わりにはハイキックも見せる石井選手。重量級ならではの緊張感が漂う試合展開です。
2Rは愛鷹選手は距離を詰めてボディを打ち出します。石井選手もフックなどで応戦しました。徐々にパンチを出し始めてリズムを掴もうとしている愛鷹選手ですが、石井選手がしっかりとガードを固める展開になりました。
最終ラウンドは打ち合いになったが…
3Rは愛鷹選手の攻撃テンポが早くなり、愛鷹選手の右インローを当てていきます。石井選手は左フックのカウンターや詰めてショートの連打で対抗していました。
3R後半は愛鷹選手が蹴り続けてきた右インローに石井選手の前脚が流れるようになりました。しかし、固いガードでプレッシャーをかけていく石井選手ですが、正直手数が減ったような感じでした。
しかし、ラスト30秒はお互い撃ち合いの展開になりましたが、判定はドローで延長戦となりました。
延長戦は打ち合いなり、石井選手のパワーが目立つ展開
延長Rは石井選手がパンチを放ちプレッシャーをかけます。愛鷹選手は右ローで対抗します。しかし石井選手も左ローを蹴り返していきます。
石井選手が上下にパンチ散らしながら、左ローで愛鷹選手がよろける場面もありました。2R後半あたりから手数が少なくなった石井選手がガードを下げ打ち合いに挑むと石井選手の左ストレートがヒットしました。
最後は乱打戦となったが、石井選手のパワーの凄さが目立つ展開です。
最終的に判定は3者とも石井選手を支持して、K-1初参戦となった石井選手が判定勝ちとなりました。
石井選手はマイクで「無事に勝てて良かったです。12月5日、地元大阪で試合やりたいです。相手は誰でも大丈夫です」と大阪大会にも出場したいことをアピールしていました。
石井選手のK-1参戦でヘビー級の戦いも少しは楽しくなりそうな気もしますが、対戦相手の問題や石井選手自体のパフォーマンスの問題もありますので、ゆっくりと今後の流れが作られればと思った試合でした。
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